みなさんは、「ほんとうの自分」って考えたことありますか?
わたしたちはふだん、毎日学校へ行ったり、仕事をしたり、遊んだりして生きています
でも、それって本当に「自分のままで生きている」と言えるのでしょうか?
実は、ほとんどの人は「ほんとうの自分」に気づかずに毎日をすごしています
そしてそれは、まるでセミの抜け殻のように、魂(たましい)が抜けたような生き方なのです
じゃあ、「ほんとうの自分」ってなに?
「ほんとうの自分」とは、まわりに合わせたり、人の目を気にしたりする前の、自分の心の中の“本音”です
わたしたちは、生まれたときは「ほんとうの自分」でいたのに、成長するうちにいろんなルールや決まりごと、他人の期待に合わせることで、だんだん「自分らしさ」を忘れていきます
「こうしなきゃダメ」
「失敗しちゃいけない」
「まわりに好かれるように生きなきゃ」
こんなふうに、心の中に“エゴ”という声が出てきて、わたしたちを不自由にしてしまうのです
エゴの声と、魂の声
エゴの声は、恐れや不安から生まれます
「怒られたくないからやろう」
「嫌われたくないからこうしよう」
「お金がないと不安だから働かないと」
でも、魂の声は違います
「なんとなくこっちがいい気がする」
「ワクワクするからやってみたい」
「本当はこう生きてみたい」
魂の声は、直感や心の奥からくる、やさしくて静かな声なんです
エゴの声にまどわされず、魂の声に耳をすませることが大事です
どうしたら「ほんとうの自分」に出会えるの?
まずは、「エゴの声」と「魂の声」のちがいに気づくことです
次に、「魂の声」を信じて、すこしずつでも行動してみることが大切です
たとえば、
・なんとなく気になる本を読んでみる
・やってみたいことにチャレンジしてみる
・自分の心が気持ちいいと感じることを選ぶ
そうすることで、だんだんと人生が「好循環サイクル」に入っていきます
つまり、いいことが次々に起こるようになるんです
わたしたちは3つでできている
わたしたち人間は、「体」「エゴ」「魂」の3つでできています
「体」はこの世で行動するためののりもの
「エゴ」は運転手みたいなもので、ちょっと心配性
「魂」はわたしたちの本当の存在であり、生きる意味を知ってる
今の世の中、多くの人がエゴで生きているので、魂の声が聞こえにくくなっています
でも、魂はちゃんとそこにあります
魂がある人、魂を忘れてしまった人
魂を大事にしている人は、他の人の気持ちがわかります
たとえば、困っている人を見たら、放っておかずに手をさしのべます
バスや電車でお年寄りや妊婦さんがいたら席をゆずることができます
魂がある人は、「自分と他人はつながっている」とわかっているのです
だから、やさしく、強く、そしてあたたかいのです
あなたは、もっと自由に生きていい
わたしたちは、だれかのために働くだけの存在ではありません
誰かの評価を気にしてビクビクする存在でもありません
本当はもっと、自由に生きていいし、幸せになっていいのです
そのためには、「ほんとうの自分」に気づくことです
魂の声を聞くことです
そして、信じて一歩を踏み出すことです
あなたの魂は、ずっとあなたを待っております
今こそ、その声に耳をすませてみましょう