もし、「死なないこと」が人生の目標になる時代が来たとしたら、
あなたは信じますか?
AIが人間を超えるスピードで進化するいま、
「人間らしさ」や「生きる意味」が見直され始めております
そんな中、世界中の注目を集めているのが
アメリカ・シリコンバレー発のDon’t Die(絶対死なない)ムーブメントです
この運動は、単なる健康法ではなく、「死から逃れること」が
人生最大の価値だと考える現代の新宗教とも言える思想です
人間の価値は、もう「体」だけなのか?
AIがどんどん賢くなる時代
仕事も、学歴も、判断力も、AIに取って代わられる
そんな不安が、多くの人の中に広がっています
そんな時、「人間の価値はどこにあるのか?」という問いに、
一つの極端な答えを出した人物がいます
それが「Don’t Dieムーブメント」の提唱者、
ブライアン・ジョンソンです
47歳の元IT起業家で、彼はこう語ります
「AIが知能を超えた時、人間に残る価値は生き続けていることだ」
つまり、死なないことそのものが、人間の使命になるというのです
宗教、スピリチュアル、不思議な話、次元上昇、アセンション、量子力学みたいな話は怪しいですが世界の流れはそこに進んでいます。この動画を見て「時流」を学んでください
シリコンバレーに広がる怪しい宗教、遺伝子解析/長寿/不老不死/幹細胞バンク... https://t.co/D2xhAZOPyS @YouTubeより
— 松田悠玄@独りネット起業20年目 (@ytk_matsuda) May 31, 2025
1日50種のサプリ、血液交換、DNA解析の日常
ブライアン・ジョンソンは、毎年数億円を使い、自分の体を「若返らせる実験」を行っております
朝4時に起きてAIが計算した食事を3回
血液を交換して細胞をリセット(プラズマ療法)
DNAを解析し、病気のリスクや体質を完全に把握
1日50種類以上のサプリメントを摂取
すべてのデータをAIによりスコア化し、公開
心臓や筋肉の年齢は「18歳レベル」と公言し、
Netflixでも彼の生活はドキュメンタリー化されております
彼にとって体は信仰の対象です
死を「バグ」と考え、人生をかけて修正しているのです
宗教?科学?それともAI時代の哲学?
この「Don’t Dieムーブメント」は、ブライアン・ジョンソン本人が
「これは新しい宗教だ」と宣言しています
でも、神様を信じるのではなく、自分の体とデータを信じる宗教なんです
たとえば、こういう仕組みになっています
聖典(大切な教え)=健康データとAIの数値
⇒ 毎日の体調・睡眠・血液の状態を細かく記録し、スコアとして信じる
儀式(お祈りや習慣)=スコアをみんなと共有して、反省すること
⇒ たとえば夜にプリンを食べてしまったら、「これは体への暴力だ…ごめんなさい」と正直に話す
救い(ゴール)=AIに負けず、健康な体で生き残ること
⇒ 将来、仕事も知能もAIに追い越されても、体が若くて元気なら価値があるという考え
つまり、「神様に救われる」のではなく、
自分の肉体をアップデートして、AI時代を生き抜くことがこの宗教の目的なのです
この考え方は、実は仏教の教えにも少し似ています
ブッダの言葉
「身体と心の調和が、苦しみからの解放を導く」(ダンマパダ)
つまり、体と心を整えることで、人はより自由になれる
そんな古代の智慧(ちえ)と、
AI・DNA解析など最先端テクノロジーが合体しているのが、
「Don’t Dieムーブメント」なんです
でも…これって本当に正しい生き方?
もちろん、このムーブメントには多くの批判もあります
科学的に裏付けられていない医療行為もある
富裕層しか実践できない「不老の特権」
「幸せ」よりも「死を避けること」が目的化してしまう危うさ
ある哲学者セネカは、こんな言葉を残しています
「死を恐れるのではなく、どう生きるかを考えよ」
ただ長く生きることがゴールになってしまったら、
「今を楽しむ」ことが失われるかもしれません
あなたにとって、生きるとは何ですか?
Don’t Dieムーブメントが私たちに突きつけるのは、
「AI時代に人間であるとは何か?」という問いです
AIに仕事を奪われても、体は自分だけのものです
生きているだけで価値があるという考え方です
でも、心臓が動いているだけが生きていること?
私たちが本当に目指すべきなのは、
死なないことではなく、「どう生きるか?」なのかもしれません